【趣意書】
 スポーツにおける多様な文化の醸成と普及・啓発、県民への貢献として、スポーツ分野では、多種多様な専門性を有した人々がそれぞれの場所で活躍しており、その方々の協力なしではスポーツ振興は実現しません。
 このため、当学会では、スポーツ活動の研究のみならず、スポーツに関係する様々な人々の理解、連携、協力を推進することを目指しています。
 スポーツ医・科学の理論や技術を基にスポーツ救護ナースとして、スポーツ選手や指導者、スポーツ愛好家らに対して、スポーツ活動の救護、安全管理、傷害予防、競技力向上などの支援を行うとともに、健康増進とスポーツ活動の連携と普及に寄与することを目的として「日本スポーツ救護看護学会」を設立することにいたしました。皆様のご理解、ご協力とご指導をなにとぞよろしくお願い致します。
2019年6月1日

【会長挨拶】
日本スポーツ救護学会 挨拶
スポーツ救護ナースの皆様をお迎えして

日本スポーツ救護看護学会
理事長 栗秋 良子
 令和元年(2019年)6月1日、記念すべき年に日本スポーツ救護看護学会を設立することができました。
 平成24年(2012年)4月、全国初のスポーツ救護ナースの養成を県スポーツ学会が開始しました。その目的は、スポーツ全般の知識を習得し、スポーツにおける救護の専門家として適切な判断処置が出来る実践を身に付けた人材を育成する事です。
 現在までスポーツ救護ナース652名、スポーツ救護員217名を養成しました。県外からの受講生も増えております。スポーツ救護ナースは中体連や高体連を中心にこの6年間で、総延人数は約1800名をスポーツ現場に同行しております。昨年の2019ラグビーワールドカップにも100名以上を同行することができ、関係者から感謝されました。
 この度、スポーツ現場への同行は日本スポーツ救護看護学会が一手に行う事となりました。今年(2020年)は東京オリンピック・パラリンピックの開催もあり、スポーツ救護ナースの活躍の場は全国レベルまで達しています。
 今後の少子超高齢化社会ではますますスポーツの意義は大きく、同時にスポーツ救護ナースの役割も増すかと思われます。健康と予防、福祉に貢献すると共に、この分野は看護師の夢と展望のある事業・でもあると考えております。
 今後もさらに広く全国への普及啓発に努めたいと考えております。皆様のご協力をよろしくお願い致します。

【役  員】
  顧  問
 秋吉 信子 (大分県日本赤十字病院元看護部長)
 稲垣 敦 (大分県立看護科学大学 教授)
 植山 茂宏 (府内耳鼻科医院 院長)
 江村 宏二 (株式会社エクスドリーム・スポーツ 代表取締役/1983年〜2008年群馬県、山梨県、大分県の各教育委員会を歴任/2009年〜2016年(公財)日本オリンピック委員会ナショナルコーチ/1992年〜2016年フェンシング競技日本代表監督・コーチ)
 久保 徳彦 (別府医療センター 総合診療科 医学博士)
 黒田 良祐 (神戸大学大学院医学研究科外科系講座整形外科学 神戸大学医学部附属病院整形外科 教授 病院長)
 坂本 すが (東京医療保健大学 副学長/医療保健学部長/看護学科長/助産学専攻科長/大学院医療保健学研究科長/教授/日本看護協会前会長)
 森 照明 (日本臨床スポーツ医学会名誉会員/国立病院機構 西別府病院 名誉院長/大分県スポーツ学会 初代理事長・現顧問)
理 事 長
 栗秋 良子 (日本スポーツ救護看護学会理事長)
副理事長
 中野 真弥 (Enrich-Active 代表)
理  事・会  計
 松本 由紀 (大分市医師会立アルメイダ病院)
理  事・事務局長
 峯山 佳恵 (神戸大学医学部附属病院)

【設立日】
  令和元年(2019年)6月1日

【構  成】
  214 名(2022年6月23日現在)

【設立発起人】
  秋吉 信子(大分県日本赤十字病院 元看護部長)
  栗秋 良子(大分県スポーツ学会 前理事)
  姫野 麻由美(大場整形外科)
  西村 菜摘(大分岡病院)
  高木 久美子(大分協和病院)
  山本 純子(井野辺病院)
  河原 雄大(厚生連鶴見病院)
  中野 真弥(大分大学医学部附属病院)

ロゴマークについて
【日本スポーツ救護看護学会のロゴを紹介します!】
 学会のロゴマークの作成にあたり我々スポーツ救護ナースの団体が何を目指すのか、その象徴となるものを考えました。日本のスポーツ現場での医療看護体制はまだまだ途上にあり課題があります。我々は基本看護知識技術の上に更に専門的技術を学び、看護学や医学や健康スポーツ学、などなどの学術的研究者や現場で活動する様々な職種の方と連携しながら学び活動することで、より安心安全なスポーツ救護看護が行えると考えました。スポーツに携わるすべての人に情熱をもって支援が行える団体となるために、思いを込めてこのロゴマークを作成しました。
このロゴは、『人が両手を頭上に向けて手を伸ばしています。』これは、我々一人一人をあらわしています。頭上に「人・協力・多様性・知識・技術」という5つのものを持つことで、スポーツに関わる全ての人を支えていくというイメージが込められています。